イチマディンガンジューシ 長生きシミソーリ いつまでも、健康で長生きしてください。
9月13日、老人福祉センターは、その名にふさわしく老人クラブの皆さんの歓声がこだまし、熱気があふれんばかり。町主催の敬老会にかけつけたおじいさん、おばあさんは550余名を数えました。
敬老会のパンフレットを見ると町内には、65歳以上の方が960名もいらっしゃいます。町の全人口の約1割を占めるわけです。そのうち、90歳以上の方が26名。前号で長寿ベスト10をあげましたが、その10名の方が今どのようなことを考えて生活しているのか訪ねてみることにしました。中には病気がちの方や目がとおくてお話しできない方もいらっしゃいましたが、この5名の方は、いたって元気で話し好きな方ばかりでした。どの方からも摂生のあとが強く感じられました。
こんなに元気です 平田保三さん(小谷)
私は、若いときから何回となく死に直面しておりますが、今こうして元気でいられるのは運がよかったからなのでしょう。酒・タバコはやりませんし、週1回は病院で健康診断を受けています。特に血圧には気をつけています。若い人たちに申し上げますが深酒はいけませんよ。
前平カメさん(佐敷)
私ももうこんなに歳をとってしまいました。子や孫も大きくなり今は、ひ孫の成長を楽しみに過ごしています。私は、年寄りだからといって特別あつかいされるのが大嫌いです。ですから食事も皆と一緒ですし同じものを食べていますよ。
新嘉喜友善さん(仲伊保)
私のたのしみは、庭の植木や盆栽、そしてやぎを養うことです。
1番大事なのは、むりをしないということです。晩酌をやりますが1合にとどめています。自由に好きなことをやりたいときにやれる。
そういう立場にあることを大変ありがたく思います。
屋比久孟明さん(仲伊保)
適当な運動。それが今私がこうして健康でいられる理由です。やぎも飼っています。野菜畑の草とりもやります。私にとって長雨で家にとじこめられるのがいちばんいやなことです。頭がガンガンいたくなります。外へ出て、体を動かせばお腹もすきますし、食べ物もおいしく食べれますから。
照屋ヲトさん(小谷)
特に長生きの秘訣というものはありませんが、強いて言えば食物に好ききらいがないということでしょうか。なんでも喜んでいただくことが大切です。ひとつ1つに愛情がこもっている食べ物なんですからね。まだ自分で炊事もできますし、いろいろ楽しんで食べています。