自治体がかかえる重要課題の1つにゴミ処理がある。ゴミの多少は経済状況のバロメーターであるという。
第1次オイルショック後の一時期は、その量が減っていたが次第に増え続け、自治体はどうそれを処理するか頭を悩ませている今日である。
「チリも積もれば山となる」という言葉は古くからあったが今になってその意味がわかったような気がする。自治体では、処理上、燃えるゴミと燃えないゴミの分別集収、搬出日の指定などを義務づけ対処しているがそれを守らない住民もおり、トラブルが続出している。
買物をすると、紙やビニール袋に商品が入れられる。その袋類がゴミ袋として利用され、チリ箱に投げ込まれる。再度利用する人は多くはない。資源のムダ使いは、子孫に申しわけが立たないのではないかと思う。
また、多様化したビン詰、カン詰、その処理も大きな問題となっている。飲料の空カン処理などは、大きな社会問題となっている。行楽地はいうに及ばず一般道路、公園などでもそれは散乱している。
再利用のための動きもあるがそれも一般の大々の意識の変革を待たなければ大きな成果は得られないであろう。
投げ捨てられるビン、空カンやタバコの吸いがら、公徳心はどこへ行ったのか。吸いがらからキビ畑の火災も発生している今日である。これでは守礼の邦の名が泣いているはず。足下から住み良い町づくりを……。