“じっくり学べる緑の学園”をメインテーマに進められていた佐敷小学校の100周年記念事業が、真新しい校門の開通、記念碑の設置によっていよいよ大詰めを迎えています。
9月1日には、校門の開通式が行なわれ、与那嶺進校長、山城時正期成会長らによるテープカットのあと全児童が鼓笛隊を先頭に通り初めを行ないました。
同校は、明治15年6月25日に創立され、明治・大正・昭和と激動する時代の流れにあって着実な歩みを続け、「町民の教育を大事にする心」と「たゆまざる努力と母校愛」によって重厚な100年の歴史を築いてきました。昨年6月には、盛大に記念式典を開きました。いろいろ企画された100周年記念事業も施設整備のメドがつき、あとは記念誌の発刊をまつばかりとなりました。記念誌は、現在印刷が進められており、12月には関係者への配布、販売が行なわれることになっています。また新しい校門の他にもう1つ同校のシンボルが誕生しています。校門をくぐると左側の緑地に建つ創立100周年記念碑がそれです。
自然石に「たくましく、思いやりのある子」としるされた碑はシンボルにふさわしい姿をみせています。書は大城鶴子先生、石は沖縄イゲトーさんの寄附、佐敷小学校を母校とする皆さんの協力によってできたものです。
周辺の植栽整備も町によって行なわれ、緑ゆたかなふるさとの学園としてふさわしく整いました。
佐敷小の100周年と時を同じく開校した馬天小学校。町の新しい教育の歴史が刻まれていきます。