沖縄新農業構造改善緊急対策事業(沖新農構)は、第2次沖縄振興開発計画での農業振興施策に基づいています。地域農業者等の自主的な創意工夫による計画で、農業組織化の促進、農業基盤の整備、農業近代化施設の整備、健全な農村建設のための生産などに加え、生活環境の整備をはかって来ました。
これまでの「施設利用型」から「土地利用型」の農業をめざし、農用地の高度利用を促進し中核農家を育成することがねらいです。ここでは、地域の特性に則してより充実した農業構造の改善対策が推進されています。
この沖縄新農構では、経営規模の大きな中核農家の育成と地域農業の組織化等を通して農業構造の改善が目玉であり、また地域の特性を生かした生産性の高い亜熱帯農業の確立で本土との格差是正を図るのが目的です。
佐敷町における事業計画としては地区再編型(対象地区は手登根、伊原、屋比久)があげられており、58年度採択が予定されています。実施は59年度から4年間。以下は、その事業内容です。
一、農業生産基盤整備事業
○手登根川田原ほ場整備
○屋比久後原ほ場整備
二、農村環境施設整備事業
○手登根運動広場
○屋比久集落センター
三、農業近代化施設整備事業
○共同利用温室・農機具