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家庭 暮らし さわやかに乗り切ろう夏。

ゴーヤーを食べて夏バテ解消  健康増進と疲労回復のために

庭先の棚に、ゴーヤー(つるれいし)、ナーべーラー(へちま)が網目を張り、掌状の青葉を繁らせ大小いくつもぶら下がっているさまは、ユーモラスでもあり、南国沖縄のほほえましい夏の風物詩です。
ゴーヤーは、むかしから沖縄にあって、夏バテを防ぎ、美肌をつくる野菜として定評があり、またその独特な味と香りは、庶民的なものとして広く賞味され親しまれています。  むかしから栄養的にその価値が高く評価され、総ビタミンCの量は、100グラム中120ミリグラムで、ビタミンの供給源として夏には欠かせない貴重な野菜といえます。
ゴーヤーの身近な料理法として和えもの、炊めもの、揚げもの、煮ものといろいろあり、工夫次第では、洋風和風で楽しむことができます。
ほど良い苦味が、夏の味覚に刺激となって食欲をそそり、食卓を振わせることになります。
それでは、ここでその料理法を2、3紹介してみます。

▽ゴーヤージュース
材料 ゴーヤー・中2本(400グラム) シロップ・1カップ 冷水・4カップ レモン1個 氷片
【作り方】
①ゴーヤーはきれいに洗って表面の粒をおろし金でおろし、フキンでこす。②さとう2分の1カップ、水2分の2カップを煮立てシロップを作る。
③ゴーヤーのしぼり汁にシロップを加え、レモン汁と冷水を入れ攪拌し、コップにそそぎ分け、氷片とレモンの輪切りを浮かす。ゴーヤーのしぼり汁は4、5倍にうすめた方が良い。
▽ゴーヤーゼリー
材料 寒天・1本 水1.5カップ ゴーヤーのしぼり汁・2分の1カップ 砂糖・1カップ レモン・2分の1個。
【作り方】
①ゴーヤーはおろし金でおろしフキンでこす。②寒天は洗って細かくちぎり、分量の水にしばらくつけ、火にかける。寒天がとけたらフキンでこし、砂糖とゴーヤー汁を入れ、さらに煮立て最後にレモン汁を入れる。③水でぬらした型に流し、冷してかためる。
▽ゴーヤーサラダ
材料 ゴーヤー・1本 玉ネギ・2分の1個 人参・少々 パイン缶・2分の1缶 トゥーナー・1缶   マヨネーズ・適宜
【作り方】
①ゴーヤーはきれいに洗い2つ割りにして種子をとり、うす切りにして塩をふっておく。②玉ネギもうすく切って水にさらし、水を切っておく。③人参も千切りにし塩少々ふっておく。④パインも細かくきざんでおく。⑤トゥーナー油をきって、小さくほぐす。⑥ボールに①~⑤までの材料をまぜ入れ、適量のマヨネーズで和える。

ゴーヤーの水々しい緑が目を楽しませてくれますし、何よりも食欲をさそいます。夏の食欲不振をゴーヤーで解消してください。

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大分類 テキスト
資料コード 008436
内容コード G000000493-0007
資料群 旧佐敷町(佐敷村)広報
資料グループ 広報さしき 第76号(1983年8月)
ページ 6-7
年代区分 1980年代
キーワード 広報
場所 佐敷
発行年月日 1983/08/10
公開日