佐敷小の校長から教育事務所、そして3年ぶりに佐敷小に。前回が1年間という短かい間だったので、「ぜひ今度の教育現場は佐敷小学校へ」…と。
行政と教育現場が半々という一風かわった教育畑を歩いてこられた与那嶺校長、それだけに誰よりも事情通といえます。前回の1年に今後をプラスし、「たくましくそして思いやりのある子」を育てていきたいとのことです。
「環境に恵まれてひ弱な子どもがふえています。精神的にも身体的にもたくましい子にしなければなりません。働くこと、汗を流すことを厭わない人間を育てたいですね。そして思いやりのある人間にです・・・」
難関に挑戦し、へこたれない人間、勤労を尊ぶ人間づくりが目標という校長先生です。
「一所懸命働く、生きる親の姿をみて昔の子どもは育ちました。無言の家庭教育が行なわれていたと思うんです。働くこと、汗することの意味を知ることができたわけです。子どもたちでできることは自身で、それに親子で汗を流すような場をつくりたいですね」
豊かですが何かが欠けている現代、先生の情熱には大いに期特できるのではないでしょうか。