なんじょうデジタルアーカイブ Nanjo Digital Archives

今年の町の会計です 厳しい58年度一般会計当初予算

歳入
昭和58年度の本町一般会計予算は、17億5854万円で前年当初予算に比べ、6・96%の減という厳しい予算編成となりました。予算規模がこのように減少した主因は、歳入面での地方交付税の落ち込みと、歳出面では、学校施設関連事業がほぼ完了したことと農業構造改善事業が計画年次にあたるため予算計上がなかったことによります。
歳入面では、相変らず依存財源(国や県などから交付されるお金借入金など)の占める率は、全体の79・6%と高く、そのうち地方交付税は41・7%となっています、自主財源は、町税が大半を占めていますが、それでも全体の15%というところです。
このように、町が独自に賦課徴収して、どのような事業にもあてることができる自主財源は、予算総額の20・4%と依然として依存型の予算となっています。

歳出
歳出予算は、消費的経費を極力おさえることにより、その分投資的経費にまわすように編成されています。それでも、大幅な歳入不足のため、町民生活に必要な事業も縮小せざる得ない状況も出てきました。目的別歳出では、土木費が21・1%と多くなっており、その主なものは、冨祖崎・屋比久公園整備事業と市町村道未買収道路用地補償事業です。性質別歳出では、普通建設事業費が前年度比で23%落ちこんでいるとはいえ、災害復旧事業費が新たに組まれるなど、町の将来を展望した予算となっています。

ダウンロード
大分類 テキスト
資料コード 008436
内容コード G000000492-0002
資料群 旧佐敷町(佐敷村)広報
資料グループ 広報さしき 第75号(1983年6月)
ページ 2-3
年代区分 1980年代
キーワード 広報
場所 佐敷
発行年月日 1983/06/10
公開日