2月4日、馬天浜先で、今年になって三回目の「海ひじき刈り」が行なわれました。午後3時半、婦人会有志が集まり、少々つめたい風のなかひじきを求めて水の中へ。干潮時には姿をみせる馬天浜先は、まるでひじき畑。それは、おりからの風のつめたさを忘れさすのに十分なものです。
約一時間の刈り取りで持ち切れないほどの収穫。この話題を聞きつけたラジオ沖縄の伊良皆レポーターも現場にテープレコーダー片手にかけつけていました。その取材中も、驚きの連続。とれたてのひじきをそのまま口に入れてうなずくやら、ひじきの量の多さに驚いている様子でした。
この新鮮なひじき、その日に食べる分は各自持ち帰ったり、また2月、3月の毎週火曜に行なわれている栄養教室の材料としても利用し、そこでは、従来の食べ方だけではなく創意工夫を加え、ひじき料理の新しいメニューをつくり出すとのことです。
これまで収穫したものは、乾燥させて“町産業まつり”で販売する計画もあるそうです。
今や、沖縄の味、自然の味として各方面から見直されている海ひじきですが、参加者の中には、あらためてふるさとの味を再認識している人もありました。
新鮮さに加え、鉄分やカルシュウムも十分という海ひじきですが海の汚染とともに、近年少なくなっているとのことです。海を汚さないようにしたいものです。