東部消防佐敷分遣所の新築工事が始まりました。建築場所は、字佐敷の町立第二保育所のとなり(字佐敷493番地の5)。これまで役場構内にあった分遣所もこれで一人前、今後の消防、救急業務もますます充実するものと期待が寄せられています。工期は、今年の5月31日まで。6月から新しい建物で業務が開始されます。
機能的な新庁舎
本町が東部消防組合に加入したのが昭和51年です。以来、与那原、南風原、西原、佐敷の四町で広域の消防行政をしいてきました。その間、本部庁舎、南風原分遣所の建設、体制、機材の充実等を進めてきたのです。
本町分遣所は、これまで役場構内におかれ、ただでさえせまい所であるだけに、時には役場への用事に来た人の車で出動があやうくなるという場面もありました。
また、所での職員の訓練が思うにまかせなかったり、車両を含めたその他備品等の整理、管理が充分にできなかったりで、私たち町民の生命財産をあずかり、一刻を争う消防救急業務に多少なり支障があったようです。
この度の分遣所の建設は、12名の消防職員にとって、これまでのなやみを解消するもので、今後の消防、救急業務をますます充実強化するものとしてその完成に大きな期待を寄せています。
新しい分遣所は、鉄筋コンクリート造りで、一階には、車庫、通信待機室、休憩室、台所食堂、仮眠室などが設けられ、中二階に発電機室と工具室が設けられます。
延べ面積は354、64㎡、総工費5千4百30万円。
伊波分遣所長の話
東部消防の佐敷分遣所の新築は私たちにとって大変喜ばしいことです。これで佐敷町の消防救急業務はますます充実強化されるものと思います。
実際今までに、役場へ来るお客さんに消防車や救急車の前に車をとめられてひやっとしたことがありましたし、何しろせまい中でやってきたので車両やその他の備品など整理、管理がむつかしい面もあったのです。役場の業務にもさしつかえるので、私たちの日常の訓練も思うにまかせないような状態でした。また、私たちの仮眠室も二階にあるので一刻をあらそう出動のときは、多少時間がかかったかもしれません。新しい分遣所の建設は、私たちのこうしたなやみを解消してくれます。