町内の9割の危険地区域といわれる佐敷町では、専門機関とタイアップし、その駆除にむけ本格的取組みを開始しました。
県公衆衛生協会、県公害衛研ハブ支所の協力を得危険区域における、防蛇網やハブトラップを使った完全駆除をめざす取組みが行なわれています。
この、ハブ駆除作戦実施にあたっては、その前段階の長期にわたる調査がもとになっています。
調査開始が昨年の一月、以降、専門機関とタイアップしての町のハブ生息実態調査は、各分野細部にわたって続けられて来ました。
地方自治体と専門機関が連係してのこの種の調査、駆除作戦は初めてのこと。
特に危険とされる町山側の山林原野地帯の多い、小谷、新里、手登根、伊原、屋比久などを中心に調査は続けられ、その結果をもとに、ハブ駆除作戦は開始されたのです。
作戦は、①部落内ハブ生息地の最も危険な地域での駆除②山・原野からの部落侵入を防蛇網で防ぐ③住民による屋敷内のハブ生息環境の破壊の三点からなるものです。
専門機関がこれまで研究開発してきた防蛇網、ハブトラップを作戦には使用しています。今回は屋比久に限っての一部地域での本格取組みですが、各自治体から本町の成果が注目されています。