明治15年、佐敷尋常小学校は発足。佐敷間切番所内に設置されてから、与那嶺村の茅葺校舎に移り、佐敷・知念合同の佐知尋常小学校へ。暴風雨による倒壊、そして現在の敷地へ移転。あらためて佐敷尋常小学の名で再スタート。
以降・火災、戦禍など幾多の禍害にあいながらも、その伝統と校風をもって、佐敷小学校は、多くの優秀な人材を輩出してきました創立以来の輝かしい伝統を受け継いで来た佐敷小学校は、本年、6月25日をもって、創立満百周年を迎えました。
校史をひもとくまでもなく佐敷小学校は、県下に傑出した人材を送り出しました。これも、教育にかける郷土の熱心な尽力、努力が実を結んだものと思われます。
このような佐敷小学校とりまく環境は、現在もかわりなく受け継がれています。
こうした中にあって、創立百周年を迎えたことは、たいへん意義深いことです。6月27日にはその記念式典が、同小体育館において盛大かつ厳粛に催されました会場には、佐敷小の”歩み”が手にとるように知ることができる貴重な写真パネルが展示されるなど、記念式典にふさわしい試みもなされていました。写真に自分や友人、知人、恩師の顔をみつけ、感慨深げに見入る人、敗戦直後の混乱期の模様を連れの人に語る人など、貴重な写真パネルは、あらためて、百年の歴史の重さを参加者に伝えていたようです。
百周年をまたひとつのステップに、発展し続ける佐敷小学校の姿を思わせる盛り上がりのある記念式典でした。