期待される諸設備 来年三月に完成
町内婦人の相互交流、共同学習、健康増進の場として利用してもらおうと、老人福祉セソターのそばに「農村婦人の家」の建設が進められています。
新開の老人福祉センターのとなりで、「農村婦人の家」の建設が進められています。
これは、町内の婦人及び高齢者の相互交流、共同学習等の場として利用してもらおうと国・県の補助を受けて、町が実施しているものの。十月から工事が始められ、来年三月には完成の予定。総工費は約4250万円で、鉄筋コンクリート平家建、260平方メートルの規模で建設されます。この婦人の家には、「共同学習室」「健康増進室」「農産加工室」等研修会や健康増進のためのトレーニング、料理講習会がいつでももてるような施設が設けられることになっています。
ところで、町内には、農村婦人の組織として、婦人会、生活改善グループ及び農協婦人部などがあって、日頃から料理講習会、みそ作り、余剰農作物加工などの活動をさかんに行なっています。ところが、これらの団体が活動する施設がなく講習会、研修会を開くのに場所の確保が一苦労でした。
特に料理講習会、みそ作りなどを行なう場合は、学校の調理室は、授業の関係でそう利用もできず公民館でやるにしても、そのたびごとに会員自らが調理器具をもちよるというようにたいへん不便を感じていたのです。
来年三月に完成することになっているこの「婦人の家」は、まさにこうした町内婦人団体のなやみを解消するもので、その完成が大きく期待されています。
町では、快く講習会や研修会に参加できる施設の整備を行なうことが急務であるとこの農村婦人の家の建設に踏みきったわけです。
このことによって農村婦人が、農家、漁家生活の改善についての知識及び技術を習得し、また、健康を増進して地域における社会生活の充実が図られることでしょう。
「婦人の家」は、町内の婦人団体の拠点となり、老人福祉センターとともに老人・婦人活動のメッカとなってほしいものです。