10月1日を中心として、全国で就業構造基本調査が行われます。
佐敷町でもこの調査のために約60世帯の皆さんに御協力をお願いすることになっています。調査のために選ばれたお宅には、9月20日から31日の間に調査員が伺います。
次に、この調査について皆さんに理解していただくために、調査のあらましを御紹介しますす。
この調査は、皆さんのふだんされている仕事などについてお聞きするもので、これによって統計を作り、国や地方の雇用に関する政策をはじめとして、皆さんの仕事や生活にかかわる政策のための基礎資料として利用いたします。このために、この調査では、ふだん仕事をしている方については、その仕事の種類、内容や、それについての意識などにお尋ねし、また、ふだん仕事をしていない方については仕事をしたいと思うかどうかといった意識などについてお尋ねします。これにより、全国や地方における就業の実態が詳しく分かります。
また、この調査から、転職や離職をしたり、新たに就職した人についてのデータなどが得られます。このようなデータは、国や地方において、いろいろな政策の目標や、将来の見通しなどを作る上で、重要な役割を持っています。
今回の調査で特に重点を置いているのは、女性や高年齢の人の就業の実態や意識を詳しくとらえること、転職など、就業移動の実態を広い範囲にわたり明らかにすることなどです。女性や高年齢の人で、仕事につきたいと思っている人は多くなってきています。特に、このような人たちにとって、仕事は収入を得るための手段としてだけでなく、社会とのかかわりあいを持つための手段や生きがいの1つとしても、大きな意味を持つようになっています。また、高年齢の人の定年退職後の再就職など様々な形で起こる就業移動は、個人生活の面だけでなく、社会とも深いかかわりあいがあります。この調査の結果は、このような社会の状況に応じて適切な政策を作り、実行するための重要な基礎資料となります。
なお、この調査は統計法に基づく指定統計調査であり、調査員をはじめ、調査関係者は、調査で知り得た個人や世帯の秘密を漏らすことは法律で固く禁じられています。また、調査票は1人1人のデータとして利用するのではなく、大勢の人のものを合わせて集計し、統計として利用されます。このため、個人の秘密は完全に守られますのでありのままを調査票に記入して下さるようお願いします。