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交通事故第一当事者居住市町村別ワースト順位 またまたワーストワン

52年・53年に続いて三度目 町民から第一当時者が26名 多い安全運転義務違反
佐敷町は、昭和56年の交通事故第一当事者の居住市町村ワースト順位で、三たびワースト1という不名誉な記録をつくりました。このワースト順位は、昭和52年から発表されていますが、5年間のうちで、52年、53年、56年と3度も佐敷町がワースト1となっているのです。この調査は、それぞれの市町村に住む人々がどれだけの交通事故をおこしているかを調査したもので、結果は、そのままドライバーの不名誉にとどまらず、町民の交通安全に対する認識の薄さを物語るものです。

昭和55年中に佐敷町民が交通事故の第一当時者となった件数は26件です。このうち19件が与那原署管内で発生しています。19件のうち、与那原町内で11件、佐敷町内で5件、南風原町内で2件、西原町で1件発生しています。このことで注目すべきことは、与那原町内で11件も発生していることであり、そのほとんどが国道331号線特に板良敷周辺に集中していることです。
御承知のよううに板良敷では、多くの交通事故が発生しており、去年も町民が死亡事故を起こしています。ここは、交通事故多発地帯で、与那原署も重点的に取り締りを強化しているところです。通勤通学とここを通る町民は多く要注意といえます。
次に、19件の交通事故の原因を見ると安全運転義務違反が最も多く14件、居眠り運転が2件、直進車の優先防害、酒気運転、速度違反がそれぞれ1件となっています。
安全運転義務違反は、ドライパーのちょっとした気のゆるみから起こります、これは、まさにドライバーとしての心がまえの問題です。
三度目のワースト1で、町内のドライバーのモラルの低さを問われた以上、いまいちど、交通安全の運転を肝に銘ずる必要があります。町交通安全推進協議会でも、与那原署や各団体と連携して、さらに交通安全推進の運動を展開していくことにしています。

交通事故第一当事者の居住市町村別
ワースト順位(昭和56年1月~12月)

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大分類 テキスト
資料コード 008435
内容コード G000000487-0002
資料群 旧佐敷町(佐敷村)広報
資料グループ 広報さしき 第69号(1982年3月)
ページ 3
年代区分 1980年代
キーワード 広報
場所 佐敷
発行年月日 1982/03/30
公開日