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佐敷村議会 町昇格を全会一致で可決

村当局行政懇談会で対話と説明

昭和54年11月9日、第205臨時議会において、佐敷村を昭和55年6月1日をもって、佐敷町にすることが全会一致で可決されました。今後、村から県へ町昇格の申請をしたあと、県は県議会の議決を求めます。その議決を得て、知事は、自治大臣へ届出をします。自治大臣は、それをもとに告示をしてはじめて、町昇格が認めれられることになっています。
山城村長が町への昇格を持ちだしたのが今年6月の定例議会でした。その時、村長は議会において次のように発言しています。
「現在沖縄の市町村においては市町村合併そのものがむずかしい状況にあります。佐敷村においても、西原町は以前から反対の態度を表明していますし、与那原、大里、佐敷、知念の四町村で合併を計画したわけですがいろいろな問題がからみ実現にはいたりませんでした。合併が当面実現の可能性がないものとすれば、将来に向っての新しい行政体制を独自で確立した方がよいのではないかと考えているわけです。その手はじめとして町への昇格を考えています。」
それでは、村から町へ昇格するためには、具体的にどのような要件が必要なのでしょうか。
沖縄県の条例では、その要件を次のように定めています。

①人口8千人以上を有すること。
②市街地を形成している区域内に在る戸数が全戸数の5割以上あること。
③都市的業態に従事する者及びその者と同一世帯に属する者の数が全人口の5割以上であること。

佐敷村の場合、昭和54年4月1日で、人口9486人となっており、中心市街地を形成している区域内にある戸数は、2197戸のうち1898戸と86.4%をしめております。さらに商工業その他の都市的業態に従事する者及びその者と同一世帯に属する者の数は8898人と93.8%をしめています。

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大分類 テキスト
資料コード 008435
内容コード G000000475-0003
資料群 旧佐敷町(佐敷村)広報
資料グループ 広報さしき 第59号(1979年10月)
ページ 1
年代区分 1970年代
キーワード 広報
場所 佐敷
発行年月日 1979/12/20
公開日