昭和五十五年六月一日。この日を期して、佐敷村から佐敷町へ変わることになりました。一九七〇年代へ別れを告げ、一九八〇年代への第一歩を佐敷町としてふみだすことになりました。思えば、佐敷村としてスタートして七〇年余、佐敷村にとっても、個々人にとっても様々な歴史をきずみつづけてきたわけで急に町などといわれてもピンとこないと思いますし、また佐敷村という名称に名残おしさを感じられる方もいらっしゃることでしょう。しかし、私たちは、これをひとつの歴史の流れとしてとらえ、新しい気持で、今後は住みよい町づくりにまい進しなければならないと思います。村が町に変わっても私たちのまわりには、過去において、そうであったように課題が山積みしているのですから。