郵便貯金は、創業以来常に国民生活に密着し、その経済生活の安定と福祉の増進に寄与しながら堅実な歩みを続けており、一世紀余りを経た今日、国民のみなさまの厚い信頼と幅広い支持に支えられて、貯金現在高も全国では47兆円、復帰後8年目の沖縄県におきましても約1,100億円と大きく成長しております。
郵便貯金は、みなさまの日常の経済生活の安定と財産づくりのお手伝いをするとともに、みなさまからお預かりした大切なお金は資金運用部を通じ、国の財政投融資の主要な原資として、沖縄県などの都道府県はもとより、各市町村沖縄振興開発金融公庫及び公団等に融資され、国民の福祉増進に関係の深い住宅の建設、公害の防止生活環境の整備、中小企業・農林漁業の近代化、道路の建設及び文教施設の拡充など各方面に融資されており、昭和53年度末の資金運用部資金残高約74兆円に占める郵便貯金の割合は約60%に達しております。沖縄県内におきましても、県庁をはじめ各市町村にあっては約711億円、個人中小企業・農林漁業関係者等に融資している沖縄振興開発金融公庫にあっては約3,600億円と大きな額となっています。
また、私たちの佐敷村でも現在263百万円の融資を受けておりこの資金によってできた施設として、佐敷小学校体育館、小中学校校舎、幼稚園園舎、冨祖崎公園、村道、農道、かんがい排水路などがあります。
郵便局では、このような郵便貯金の働きを広く県民のみなさまにお知らせし、郵便貯金に対する御理解と御協力をお願いするため、資金運用面で関係の深い沖縄県、沖縄総合事務局など各種の機関の協力を得て、「豊かなくらしと住みよい柱会をつくる郵便貯金月間」 (10月中)を実施することとしています。
また、この期間中の10月24日から31日までを「郵便貯金週間」として、日ごろから利用していただいているみなさまへの感謝の意を表するため、各地の郵便局でいろいろな行事を実施します。