佐敷村野球連盟(会長新里仁)が5月18日に結成されました。現在村内の17チームが加盟、会員は200名にも及ぶということです。
今や佐敷村での野球熱はたいへんなもの。土曜日、日曜日ともなると、村営の新開球場はいつもいっぱい。平日でも5時以降はどこかのチームが練習をしている状態です。野球人口もこのところ年々増える一方、小学生、中学生、一般をあわせると500名にも達する。
これは、最近の高校野球の中央での活躍、プロ野球などの影響を受けて、見るだけではなく実際にやってみようという人たちが増えたこと、新開球場ができたこともあって、野球が身近で気軽にできるようになったことなどが起因としてあげられます。
そして、新開球場が南部地区の職域野球のメッカとなっていることから、野球の醍醐味を目の当りにして強い刺激を受けていることも考えられます。
こうした中にあって、同じ職域野球でも、自分たちで企画し、運営してみようということがもちあがりました。そして、去年の4月と11月に村内職域野球大会を開催しました。この二回の大会の成功で自信を得て今度組織の強化をめざして連盟の結成に結びついたのです。
新里会長は今度の連盟の結成にあたって次のように話しています。
「皆で集まって、何かひとつのことに全力でぶつかっていくことは、私たちにとっては、大切なことです。それは、仕事でもスポーツでも同じことだと思います。スポーツをやることは、もちろん、自分の体力づくりのため、そして健康の増進をはかるためです。ことに野球はお互いの親睦をはかるうえでは一番だと思います。一たん球場に入ると、そこには、何のわけへだてもありません。年の差をとびこえた交流の場でもあります。連盟も今後は、年二回の大会と各地区との交流、審判員講習、実技講習などを計画しています。
できたら少年野球の指導も行なっていきたい。そして、球場の管理面でも積極的に協力していきたい。」
彼らは、日曜日にしか大会をもたないそうです。それは、野球もたのしいが、それ以上に仕事を優先するからです。