今年の5月で復帰8年目を迎えました。この間、役場の仕事も次々に増える一方で、複雑多様化の様相を呈して来た観があります。職員の数だけを見ても、復帰前とくらべると3倍にもふくれあがっています。
この7年の間に、村民にとっても役場とのかかわりがあらゆる面で増えてきたものと思います。制度上では、どちらかといえば個人よりも全体を重視する制度の導入によって、各種の規制が増え、村民との利害関係が深まってきたことも事実。
反面、社会福祉の面では様々な恩典が与えられています。
そこで、今回から役場の各課を訪問し、村民にあまり知られていない面を中心に紹介していきたいと思います。
シリーズとして続けていきますが、今回はまず総務課を訪ねてみましょう。
総務課は、次の9名の職員と1名の嘱託でもって構成されています。
課長・金城 清
仲里和郎(企画財政) 仲村正浩(〃) 高江洲順達(〃) 渡名喜元久(統計広報) 神谷カヨ子(庶務給与) 山城一己(〃) 吉田功(出納) 仲村佐代(用務員) 真栄城守宏(村史編集委員会嘱託)
今年の5月の人事異動で、総務課に2名の増員がありましたた。それにともなって、従来の事務分裳のうち、財政係を、企画財政係と改めて、3人を配置しました。さらに、統計広報係を専任化しました。
これによって、懸案事項であった村事業の企画立案並びに統計資料の作成と、村広報の定期発行ができる体制ができつつあるようです。
また、村史編集事務の遂行を補助するために事務嘱託員が設置されています。
このように、総務課は今度、体制を強化し新しく出発したわけですが、総務課の仕事はあいかわらず多様です。
主な仕事内容をあげると、
一、企画に関すること。
村の事業を企画立案するとともに、各課との連絡調整を図る。
二、財政に関すること。
村の財政事情の掌握、交付税算出資料の作成、地方債の許可並びに借入、予算(案)の作成、決算統計の作成、村有財産の管理、財政事情の公表等
三、議会及び一般行政に関すること。
議会招集告示、議案の作成条例、規則等の制定、改廃に関する手続き。
四、消防に関すること。
防災計画の策定並びに防災協議会の運営
五、職員の人事及び給与に関すること。
職員の人事、給与、研修、福利厚生
六、広報の発刊に関すること、村広報紙をもって村内外の情報を広く村民に提供する。
七、その他、他課に属しないこと。
村交通安全推進協議会、村青少年健全育成協議会、村史編集委員会、村育英協議会
以上各協議会、委員会の事務局の担当
これだけの仕事を9名でこなしていくわけですから並大抵ではありません。
こうした状況の中で、総務課は、本年度の目標を次のようにかかげています。
①本年度の総務課の目標は、本村の基本構想、並びに基本計画に基づき実施計画と財政計画を策定し、次年度からは、この実施計画に基づいて村の事業が執行できる体制づくりに努力する。
②役場内部にあっては、各課における事業の遂行と、住民サービスに支障がないよう条件整備に努力すること。
③村内での情報が速やかに各家庭へ提供できるように、広報活動の充実を図る。
④これまで以上に職員の和を大切に守り育ててゆくこと。
こうして、総務課は、役場の多種多様の大事な仕事の中にあって、中枢的な役割をはたしつつ今後も努力を続けていきます。
それでは、最後に、金城課長に登場いただいて総務課編をとじたいと思います。
金城課長の話
復帰後7年、その間次から次へと入ってくる新しい制度に慣れることに精一林で、住民サービスヘの取りくみについては遺憾ながら不十分ではなかったかと思います。これから「今すぐ」とは申し上げられないまでも、役場全職員が手をとりあって努力し、一歩一歩着実に進むことによって、村民の皆様の要望に応えうる体制づくりができるし、また、そこから他町村にないすばらしい福祉村ができあがることと信じています。
私たちは、村民の信頼と期待に応えるために、佐敷村職員として、常に誇りと責任をもって頑張ります。