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なぜ基本計画の策定を 総合計画の関連フロー

基本計画の意義
市町村総合計画は、基本構想基本計画、実施計画によって構成される。
基本構想は、長期的な展望にもとづく市町村経営の根幹となるもので、地方自治法によって義務づけられ、諸計画や施策の頂点に立つものである。
このような性格をもつ基本構想をより具体化し、施策の大綱の体系化をはかるのが、基本計画である。
基本計画は、それにひきつづく実施計画の基本となるもので、市町村が実現手段を有する施策やプロジェクトをかかげたものである。
実施計画は、基本計画をさらに具体化したもので、長期的予算として毎年度予算の基本となるものである。
総合計画は、市町村の計画行政をすすめる基本である。
それは、市町村の事業執行と連動するものであり、あらゆる事業が総合計画に位置づけられることが必要である。
基本計画の意義は、基本構想をより具体化し、計画の目標を明らかにすることにある。
佐敷村において基本計画を策定することの意義は、いうまでもなく上述のように計画行政を推進し、合理的かつ効率的な地域運営を確立することである。
すでに村では、地域運営の理念ともいうべき基本構想は策定されており、基本計画はその路線を踏襲しながら、プロジェクトの相互連関に配慮し、その体系化をはかるものである。

基本計画の前提
一、基本構想の踏襲と見直し
村は、 昭和50年度に基本構想を策定しており、基本計画の立案にあたっては、それを踏襲することは当然である。しかし、すでに3年を経過し、また経済社会や振興理念も変化をみせており、あらためて情勢変化を考慮して、基本構想の再点検も必要である。

二、計画期間
基本計画の期間は、昭和54年度を初年度とし、昭和60年度を目標年度とする。

三、上位計画および関連計画との整合
基本計画は、沖縄振興開発計画、沖縄県土地利用計画等の上位計画を踏まえると同時に、農振計画、都市計画等の関連計画、および本村で計画ないし着手されている諸事業にも配慮することが必要である。

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大分類 テキスト
資料コード 008435
内容コード G000000469-0005
資料群 旧佐敷町(佐敷村)広報
資料グループ 広報さしき 第53号(1978年10月)
ページ 2
年代区分 1970年代
キーワード 広報
場所 佐敷
発行年月日 1978/10/01
公開日