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喜ばれる健康診査 老人検診と一般検診

みんなが健康で明るい村づくりを―と村民の健康体力づくりに力をいれている佐敷村では、今年の健康診査を去る8月7日から27日の間、各字公民館で行った。
健康診査は、65歳以上の老人検診と一般検診。
老人検診は、無料で、5年前から継続して行っているが「老人の心理的状態、身体などあらゆる面から診査し、老人病の実態を掌握することにより、今後の予防と治療の方向づけを見いだそう」というもの。年々、関心も高まり、今年は約60%の439人が検診を受けた。
検診は医師による診察、血圧測定、心電図、血液検査(じん臓、貧血、栄養状態の検査)、検尿、脳波レントゲンのほか、老後の生活に対する意識調査なども行なわれ、朝早くから多くの老人がつめかけ、熱心に医師の相談を受けていた。
これまでの検診では、高血圧、心疾患、神経痛、関節炎などの症状が多かったが、今年は全般的に良くなっており検診の効果があらわれたものと喜ばれている。
いっぽう一般検診は、これまでの内容をより充実させようと昨年から村農協の協力で総合検診としてスタートしたもの。
検診料は個人負担が200円、農協が560円、村が1300円負担して、血圧測定、胸部レントゲン、検尿、貧血、農薬、コレストロールなどの検診を行った。
そのほか希望者には、成人病検診、胃の検診も同時に行われた。
昨年は初めてのこころみで受検者も88人と少なかったが、今年は約450人が検診を受けている。
検診の結果はあとで各個人あて通知されるが、昨年は約68%が何らかのかたちで異常をきたしており今年の検診結果が注目されています。

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大分類 テキスト
資料コード 008435
内容コード G000000468-0002
資料群 旧佐敷町(佐敷村)広報
資料グループ 広報さしき 第52号(1978年8月)
ページ 1
年代区分 1970年代
キーワード 広報
場所 佐敷
発行年月日 1978/08/30
公開日