なんじょうデジタルアーカイブ Nanjo Digital Archives

7.3.0から1ヶ月 事故多発で再び懸念 村は交通安全推進へ全力

交通方法変更は、多くの村民の不安と懸念の中で変更されました。村では、村民の安全を確保し新しい交通方法を円骨に実施するため、いち早く交通安全推進協議会を結成し、街頭指導などを通して交通方法変更に対処してきました。しかしながら交通変更後の一ヶ月で三件の人身事故が発生するなど多難なスタートです。そのいずれもがこどもやお年寄りの事故です。ことに9月10日からの二学期は交通変更後の初登校です。これまで出校日など、機会あるたびに「人は右、車は左」を教えてきたものの、やはり心配されます。私たち村民は、いま一度、重大な決意と細心の配慮でもって新しい交通システムに対しなければなりません。「人は右、車は左」の新しい交通規則を守り、とくに全村民がこどもやお年寄、交通弱者に気を配り、交通事故を絶対におこさないよう心がけが強く望まれています。

7月30日の交通方法変更から一ヶ月。県内各地であいつぐ交通事故、車の渋滞などを目のあたりにして、あらためて交通世変りの問題点が指適されていますが、村内でもすでに、こどもやお年寄りの事故が三件発生しており、事故の多発が懸念されています。
村では、これらの問題に適格に対処するため、交通安全施設の整備、交通安全推進協議会などの充実を図り、村民一体となって交通安全と取りくむことにしています。これを機会に、みんなの力で事故のない明るい佐敷村を築くことが強く望まれています。
特に交通方法変更は、交通革命にも匹敵する大きな変革であり、そのしわ寄せは、幼児・児童やお年寄り、からだの不自由な方などの交通弱者に集中するおそれがあります。
このような交通弱者に対して、村民みんなで暖かい手をさしのべ、いたわりの心をもって安全確保に御協力いただくために、つぎのことを守ってください。
○横断歩道では、手をひいて一諸に渡りましよう。
○運転者は、対向車にも合図をして、横断する人をゆっくり通してあげてください。
○白や黄色のつえを持った人、うば車や車いすに乗った人などに、気を配ってあげましよう

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大分類 テキスト
資料コード 008435
内容コード G000000468-0001
資料群 旧佐敷町(佐敷村)広報
資料グループ 広報さしき 第52号(1978年8月)
ページ 1
年代区分 1970年代
キーワード 広報
場所 佐敷
発行年月日 1978/08/30
公開日