なんじょうデジタルアーカイブ Nanjo Digital Archives

どの顔もいきいきと 佐敷小学校の学習発表会

父兄多数が参加 舞台のわが子に拍手
「アラッ、あんたとこのチビじゃない」「エエ、もう二年生よ、うまくやれるかしら」「マァ堂々としちゃって、ほんとにかわいいわよ」会場の若いおかあさんたちがステージの子供をみつけては一生懸命。
去る12月3日同校体育館で行われた佐敷小学校の学習発表会は父兄、関係者多数がつめかけ盛大だった。プログラムは、斉唱、器楽、合奏、リズム、実験、演劇など多種多彩。ステージいっぱいに日頃の学習成果を発表する子供たちの顔は、どの顔もいきいきとしてほんとにすばらしかった。

児童の学習成果、学習中のものの綜合的発表により生活を豊かにし、美しいもの、よりよいものを創作することに関心をもたせ、自主、責任、協力などの精神をもたせるためを目的とする学習発表会が去る12月3日(土)に行なわれた、
当日は午前中で児童対象に行なわれ、午後1時10分より父母対象に児童の熱演が繰りひろげられ、各回ごとにすばらしい激励の拍手が送られた。父母の参観者は約300人を数え、体育館を埋めつくすも演ずる児童と一体になり今までに見たことのない程の熱狂的な熱演に終始した。
各学年のリズムは、どれも100人以上の出演で特に4年と5年は会いっぱいに繰り展げられた音頭もので観衆の目をひいたようである
変ったものには6年の空手、理科の実験など、それに2年の舞踊劇、4、6年の劇、特に沖縄民謡の取り入れでローカルカラーに富んだものがあり父母の共鳴を得た感じだった。
今回の発表会では種目が各学年ごとに決められ、時間内で全児童を出演させなければならないため先生方の人員割当など無理があるという反省から、来年は低学年と上学年にわけて、もっとゆったりした種目数と時間をかけてすばらしいものにしたいという先生方の話もあった。と同時に観衆の皆さんも、小さい子どもさんの管理の徹底も親の責任のもとでよくやって幼い子どもたちによる会場混雑もさけてほしいということも話合われていた。

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大分類 テキスト
資料コード 008435
内容コード G000000467-0016
資料群 旧佐敷町(佐敷村)広報
資料グループ 広報さしき 第50号(1978年1月)
ページ 6
年代区分 1970年代
キーワード 広報
場所 佐敷
発行年月日 1978/01/01
公開日