情操教育の一環として
「わぁこれは見事なできばえだ」-佐敷中学校の第1回菊の展示会が去る28日行われ、校内いっぱいに菊の香りをただよわせている。
同校は情操教育の一環として4月から菊の球づくり、懸がいの一鉢運動を展開、全生徒が思い思いに菊づくりにとりくんできた。
品種は晴れ着そでを中心に白竜が主。宮城鉄男教論の指導で、床づくり、さし芽、懸がい、盆裁づくりまですべての作業を生徒が受け持ち、自主管理。展示会には八百鉢の縣がい玉でくりが出品され、まるで花市場のよう。中には、一人で二鉢も裁培した生徒も。
夏場には台風と断水で手入に悩まされたが生徒たちの願いが実って11月から一斉に咲き始めた。白、赤、黄色など色とりどりの花が咲きほこり、校内は菊の香りでいっぱい。学校を訪れる父兄、関係者の目をひきつけている。