体力づくり運動の推進へ 子や孫たちの総出の声援で
お年寄りたちが、いっしょうけんめいに走り、そして飛び、投げた。日頃は家事におわれ、めったにスポーツに恵まれない母親たちが晴れやか舞台をみごとなチームワークで盛り上げる。嫁としゅうと、しゅうとめが仲よく手を取り合い、子や孫たちの声援を受け今日の主役はいっそう晴れやかだ。
また今回から役場職員も総出で参加、大会を盛り上げた。このほど行われた婦人とお年寄りの運動会は、秋の日にいっそうさわやかを盛り、見る人の心をもなごませ、楽しい1日だった。
老人と婦人が手をとり合い、スポーツを通して健康保侍と村民の親交を図ろうと「第2回佐敷村体力づくりスポーツ大会」が3日午前10時から小学校グラウンド開かれにぎわった。
佐敷村は県から体力づくり推進モデル地区に指定され年々体力づくり運動が盛んになっている。
この日のスポーツ大会もその一環として行われ毎年実施しようというもの。
大会は崎原孫佳氏(県保健体育指導主事)の指導で、簡単な体力テストを兼ねたみんなで体操で始まり、ボールはこび、スプーンリレー、踊り、仮装行列、網引きなど盛りだくさんの出し物がグランドいっぱいに操り広げられ、会場につめかけた2000人余の観衆から盛んな声援が送られた。
なかでもこの日のハイライトは仮装行列、各字の工夫をこらした装いで場内を一週するところは圧巻。老人が主体となり鐘や太鼓を持ち出してのガーエー、獅子舞なども飛び出して大にぎわい。また老人の200mリレーには82才のおじいちゃんも出場大きな拍手を受けた。