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第19代村長に山城氏が就任

第19代佐敷村長に山城時正氏が就任しました。山城村長の任期満了に伴う村長選は、8月29日に告示されましたが村民の圧倒的な支持を得て、山城村長が無投票で二選、向こう4カ年間の村政を担当することになりました。山城村長は、二期目の就任にあたり、「村民との対話を重点に乎和、生活、文化村づくりに村民とともにまい進したい。具体的には農業の基盤整備による農業の振興、自然保護と教育文化の向上、生活環境、公共施設の整備、村民福祉の充実、青少年の健全育成に努力したい」と強調、次のような談話を発表しました。

対話行政を重点に 基本構想の実践へ
山城村長の談話
私は9月の村長選挙で、村民みなさんの心からなるご支持をいただき、無投票当選の栄誉で引き続き佐敷村政を担当することになりました。
9月17日から二期目の村政を開始したわけですが、この重要な時期に引き続き村政を担当し、村民に仕えることの責務の重大さを改めて認識するとともに、村民のみなさんのこれまでの村政に対するご協力、ご支援に厚く感謝を申しあげます。
さて、私はこれまでにもたびたび申しあげましたが、佐敷村はいま住みよい村づくりを計画的にすすめる段階にあります。
とりわけ二期目の四年間は、行財政の計画化を最大の課題とし、村民生活の各面における格差の是正、基盤整備の強化、復帰にともなう日本国憲法とその要請する法令に基づく地方自治の確立を目標に、村民の要求する諸施策の実現に努力してまいりました。
そしていま、私たちは村政を計画的にすすめる諸条件を整え、これからさき、佐敷村民とともに村政を着実に前進させる見通しをもつことができるようになりました。
これから先の私の村政、その展望について申しあげますと、それは私たちの生活基盤を中心とした社会基盤を整備し、村民の生活と福祉をいっそう高めるための施策を計画的に執行するということにつきます。
それはまた、佐敷村の将来の展望にたった「総合計画・基本構想」を年次的に具体化していくこと。佐敷村を平和・生活・文化を軸とした村政の基本構想に基づき、村政が目ざしているもの、これから先の各年度で何を計画し、何をしようとしているかをはっきり村民に示し、村民の同意を得て村民参加のもとに村づくりを進めるということになります。
具体的には過去4年間の村行政で痛切に感じた村民との対話を最重点に置きたい。村民が何を望んでいるか”対話行政”の中から吸収して村政に反映させるとともに村民の輪をいっそう深め、村民福祉の向上を目ざしたい。
まず基本姿勢として ①村民と対話 ②反戦平和 ③自然環境保護―を三本栓にする。また基本施策として ①教育文化の振興 ②村産業の発展充実 ③村民福祉充実 ④生活環境の整備 ⑤青少年の健全育成 ⑥村民の健康管理と体力増進 ⑦公共施設の整備充実-七本柱を最重点に、豊かで住みよい佐敷村の建設に全力を傾注したいと思います。
以上、二期目の就任にあたり、佐敷村政の当面する課題について申しあげました。もちろん村政が着実に展開できる見通しがついているといっても、私たちの佐敷村にはまだまだ多くの問題があります。村民のご協力がなければ村政は展開できません。これまで同様村民のみなさんが村政に関心をもち、積極的にご協力くださいますようお願いいたします。

助役・収入役を再任
佐敷村の助役に宮城繁氏、収入役に宮城福光氏が再び選任されました。これは両氏の任期満了にともなうもので、9月28日の第191回村議会定例会で満場一致で選任同意され二期目に就任しました。

助役・宮城繁氏
ハワイ大学大学院経済学部卒、米国民政府学働部翻訳官
CSG人事課長を経て48年 村助役に就任 
津波古出身 45才

収入役・宮城福光氏
沖縄青年師範一年終了
昭和21年村役場入り、各課長を歴任、昭利48年収入役に就任 
手登根出身 53才

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大分類 テキスト
資料コード 008435
内容コード G000000465-0001
資料群 旧佐敷町(佐敷村)広報
資料グループ 広報さしき 第48号(1977年11月)
ページ 1
年代区分 1970年代
キーワード 広報
場所 佐敷
発行年月日 1977/11/25
公開日