なんじょうデジタルアーカイブ Nanjo Digital Archives

今年の抱負!新しい年の躍進を

充実する教育環境 図書館も早めに
比嘉良明さん 佐敷小学校教諭
昭和52年を迎え佐敷小勤務11年に入る。体育館が出来ると続いて中庭の庭園化、そして管理棟に作法室の落成とすばらしい躍進ぶり。それに対する村当局の思い切った学校予算の執行が心強い。
佐敷村の教育の花は大きく開いていく。先生方も子どもたちもほんとに幸せである。
今後は、すばらしい図書館設置に学校も村当局も努力してほしい。
図書館は学校の心臓といわれるので是非魅力のある図書館が生まれるよう要望したい。

成人を迎え 新しい感激が
真栄城道子さん 青年会役員
今年、成人を迎える。いろいろな想いが交差し不安ではあるが、”社会の一員としての権利と義務と責任を負う”ということに対してばく然とではあるが、すごく感激している。
今まで子供だからということではね返され”こんちくしょう”と思うこともあったが、同等の権利を獲得した今”自分もあの頃は、そうだったんだ”という気持だけは忘れないで生きたいし、同時にこの年を区切りに、もっと社会情勢に目を向け、甘えを返上し、主体性のある人間になりたい。

生活の合理化で不況に対処
志村政子さん 佐敷村役場
インフレと不況で明けくれた、昭和51年が去り、ここに昭和52年が明けた。
今年こそ、不安のない、希望のもてる年になってほしいと、心ら念願するものである。
しかしながら、景気はそうやすやすと持ち直るものかどうか疑問である。
今年は、景気の回復を願いながら、不況を乗り切る自営手段として、自からの消費生活の見直しをし、むだがあればそれを取り除き他人を気にせず、自分の意志に添った生活設計を建て、生活の合理化を図り、不況に対処したい。

農業基盤整備で 魅力ある農政を
屋比久保宏さん 佐敷村四Hクラブ会長
今後の農業政策は何としても、農業基盤整備が専決である。農道はつくっても、排水溝がなければ畑の活用が十分できない。
四Hクラブは結成されてまだ日が浅いが、若者たちが農業への意欲をもやして頑張っており、働きやすい条件をあたえてやる農政を確立してほしい。私は現在、野菜裁培を中心に1500平方㍍を経営している。そこで感じることは流通機構の整備である。農家の生活はきびしいものがあるが、若者に農業は魅力ある仕事であるということを認識させる施策を国や県は早急に打ち出すべきだ。

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大分類 テキスト
資料コード 008435
内容コード G000000463-0005
資料群 旧佐敷町(佐敷村)広報
資料グループ 広報さしき 第46号(1977年1月)
ページ 3
年代区分 1970年代
キーワード 広報
場所 佐敷
発行年月日 1977/01/01
公開日 2023/10/18