家畜の改良増殖と畜産の振興を図ろうと、恒例の村畜産共進会が10月7日月代宮駐車場で開かれ、村内外の農家や関係者約300人が参加しにぎわった。
会場には各部落から選ばれた優秀な牛28頭、豚24頭が出品され畜産農家の日頃の飼育管理のウデ前を競いあった。
審査は、県畜産試験場、中央家畜保健衛生所などの専門化たちがあたり、体位、育ち具合、容貌(カーギ)など厳しいチェックを受け、各部門ごとに優等入賞が決まった。
審査後の講評では「牛・豚を通じて家畜の手入れが良く農象の熱心さがうかがわれる。
経産豚は深み、のびともよく各部のバランスもとれているが難をいえば体高と後躯のハリが欲しい。
未経産豚も経産豚同様バランスのとれたすばらしい豚であるが幅が少し欲しい。
種豚は壮令、若令どもに後躯がとぼしい。全般的にはもう少し体高、体積が欲しい、肢蹄が弱いのもみられるので管理面に気を配って持っている資質を十分のばすようにしてもらいたい。
牛の場合、肥育牛は体型、資質のそろい具合はよいが肥育度がいま一歩である。肢蹄の管理や運動などを考慮して飼育管理而の改善に、もうひと工夫ほしい。
繁殖牛は全般によくそろっているが、経産牛の出品が少ないのは残念である。種付が非常に遅れているが、15~16ケ月280~300キログラムで種付することを願においてほしい」と指適した。
また山城時正村長は「一段と内容が充実して喜こんでいる。畜産公社の設立で価格の安定も期待できる。畜産は有望な産業であり村も強力に取り組んでいきたい」とあいさつした。
各部門別の受賞者は次のとおり
【経産牛】▽優等 県畜産会会長賞 城間鉄夫(津波古) ①宮城春喜(兼久) ②喜友名正吉(佐敷)
【未経産牛】▽優等 宮城賀盛(津波古) ①渡慶次紫豊(伊原) ②平艮亀尚(佐敷)
【肥育素牛】▽優等 久田友尚(富祖崎) ①平良秀一(佐敷) ①仲村良盛(手登根) ②喜友名正吉(佐敷) ②平良亀尚(佐敷) ②宮城春林(兼久)
【肥育去勢牛】▽優等 勢理客文一(新里) ①知念賞英(津波古) ②仲本武治(新里) ②宮城春喜(兼久)
【肥育メス牛】▽優等 古波蔵保吉 (津波古)
【経産豚】▽優等 農林水産部長賞 吉田勇(仲伊保) ①徳川正義(佐敷) ①玉寄兼由(冨祖崎) ②知念エミ子(手登根) ②玉寄兼数(冨祖崎) ②吉田高徳(仲伊保)
【未経産豚】▽優等 吉田勇(仲伊保) ①屋嘉部景典(冨祖崎) ①仲里専徳(佐敷) ②西村正次(新里) ②津波勇盛(佐敷) ②宮城仙一(津波古)
【若齢種オス豚】▽等優 永山勝次(仲伊保)
【壮齢種オス豚】▽優等 知念光雄(手登根) ①吉田勇(仲伊保)