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祝 字新開の誕生 モダンな公民館も落成 快適な住民生活の場へ

佐敷村に12番目の新しい部落として誕生しました新開区に、このほどすばらしい公民館が完工、区誕生と公民館落成を祝って、8月28日午後4時から新開区公民館で盛大な祝賀式典が催されました。
建設された公民館は、251.2平方㍍の鉄筋コンクリート平屋建てで、ホール、座敷兼用の舞台、事務室が機能よく完備され、村商工会の事務所も同館内に移ることになっている。総工費は、2,572万円。 祝賀式典には、山城時正村長、議会議員、各部落の区長、関係者ら区民約二百人が出席、テープカット、新開誕生までの経過報告等があり、特に公民館建設にご尽力いただいた設計監督者、嶺井南勝氏1=南建築設計事務所、施工者、呉屋繁雄氏=株式会社呉屋建設に感謝状が贈られました。
新開区は昭和44年から46年にかけ、当時の琉球土地住宅公社によって、公有水面が埋め守てられ、村が47年、埋め立ての全面積24万8,559平方㍍(7万5,321坪)を約3億4,459万円で買い取ったもの。
村では買い取った土地を区画整理、公共用地を残して住宅地等として一般に転売、いまでは建売住宅、マンションなどのモダンな住宅が次々と建ち並び、新興庄宅地として注目されている。
また、公共施設としては、保育所、村営球場のほか50年度から公園整備事業に着手、52年度オープンを目指して工事が進められている。
8月1日現在、73世帯、258人が住んでいるが、人口も毎年増えつつあり、将来は370世帯、1500人が住む計画となっている。

新開誕生の経過
○昭和43年11月
 第125回臨時議会で公有水面埋立ての諮問について同意
○昭和44年~46年
 琉球土地住宅公社によって埋立てる
○昭和47年3月
 第145回臨時議会で字の名を新開と設定可決
○昭和47年4月
 琉球土地住宅公社と本村の間で買売の話し合いを行う。
 第146回定例議会で財産の取得について可決
○昭和47年5月
 琉球土地住宅公社と村長との間買売契約を締結する。
 総面積、24万8,559平方㍍(7万5,321坪)
 買売価格、112万9,815ドル(約3億4,459万3千円)
 事業推進のため佐敷村字新開々発促進専門委員会(委員8人)を設置
○昭和47年12月
 大蔵屋、沖縄マリーナー、合資会社マルモトとの間に企業分譲地として買売契約を締結
○昭和48年3月
 仮護岸工事、ガードパイプエ事を着工、50年12月に完成
○昭和48年4月
 津波古公民館において宅地分譲入札を行う(229筆)
○昭和50年4月
 従来の佐敷村字新開開発促進専門委員会を発展的に解散、新たに佐敷村字新開等開発事業協議会を設置、専門委員は12人で次のとおり。
瀬底正麗(議長)、玉城源喜(副議長)、神谷正雄(総財長) 知念慶得(総財副)、瀬底正二(経建長)、外間昌吉(経建副)、小波津厚一(農協長)、宮城繁(助役)、宮城福光(収入役)、徳本善成(議会事務局長)、仲村武一(総務課長)、外間昌治(建設課長)
○昭和50年6月
 区長誕生、初代区長に大城金次氏が就任
○昭和51年8月
 公民館新築落成、251.2平方㍍、敷地733.9平方㍍。

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大分類 テキスト
資料コード 008435
内容コード G000000460-0001
資料群 旧佐敷町(佐敷村)広報
資料グループ 広報さしき 第43号(1976年9月)
ページ 1
年代区分 1970年代
キーワード 広報
場所 佐敷
発行年月日 1976/09/25
公開日 2023/10/18