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国民の福祉向上を “郵便貯金が投融資計画”

国民の経済生活の向上など国民の生活と密着して、広く利用されている郵便貯金は、年々順調な増加を続け、その貯金高は、17兆円近い大きな額に達しております。
郵便貯金は、日常の経済生活の安定と財産づくりのお手つだいをするとともにそのお金は、国の財政投融資の資金として、大蔵省資金運用部を通じて、政府関係機関をはじめ、地方公共団体金庫、公団等に融資され、国民の福祉の向上に関係の深い住宅の建設、公害の防止、生活環境施設の充実、農林漁業及び中小企業の近代化、文教施設の拡充、道路及び空港の建設など、社会資本の充実に、たいへん役立っており、沖縄県においても259億円が融資され、各種建設に大きな役割を果しております。たとえば、県内には、この資金の融資によって建設された施設として、公営住宅、病院、学校、保育施設、離島航路の船舶などたくさんありますが、このように、郵便貯金は、身近かな貯蓄の手段として利用されているばかりでなく、豊かなくらしと、住みよい社会の建設に役立てられていますが、経済成長よりも国民の福祉の向上がより重視されるようになった現在、財政投融資の大きな資金源である郵便貯金の働きは、いっそう重要となり、その健全な発展望まれるところです。
以上のように、郵便貯金が国民のくらしに大きな役割を果していることをご理解いただき、ご支援をお願いするものであります。

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大分類 テキスト
資料コード 008435
内容コード G000000455-0022
資料群 旧佐敷町(佐敷村)広報
資料グループ 広報さしき 第38号(1975年9月)
ページ 4
年代区分 1970年代
キーワード 広報
場所 佐敷
発行年月日 1975/09/20
公開日 2023/10/18