1月は中学三年生にとって自分の進路を決定する月である。
進路の選択は生徒達にとって初めての経験であり彼等の成長の課程で大変重要な意味を持っていると思います。ところでこのような重大な問題を短い期間で結論が出せると考えている生徒が意外に多い。生徒達は只、高校進学か就職かを決めればいいとか、自分の力(学力)に合わせて高校を選べばいいという大変浅い考え方で中学卒業時の進路を決定しがちである。しかしそれは、生徒達だけに問題があるわけではない。むしろ父母や先生の今までの進路指導がしっかりなされていない所に原因があるかも知れない。そこで進路決定の基本的なことがらについて考えてみたいと思います。まず進学先を決定するにはその本人が何を学ぼうとしているか、将来どんな仕事をしたいか、将来どのような人間になりたいかをはっきりさせ、その上に自分の能力・適性、又は父母や担任の意見を参考にして自分の受験する高校を決定すべきであると思います。生徒達の中には、成績だけで判断したり、友達がいくからという理由でついていく場合もある。
このような生徒のほとんどは、こうかいするし、楽しくない高校生活を送ることになる。又家族からのおしつけで失敗した例もある。だから進路の最終決定は本人の希望を最大限に尊重していただきたいものである。