親と子といっしょになって、わずか20分間の読書をしようということです。
小学校低学年から中学年にかけて(できれば幼児期から)こんなことを実践すれば子どもは本好きになり、学習と生活両面の血となり肉となり、もう5、6年から上級は自主的に、まっすぐ伸びるように育っていきます。
方法は子どもと差し向かいで20分間、親が読んできかせたり、子どもに読んでもらって聞いてあげることです。
親が読んだ場合は 「さあ、この次はどうなるか自分で読んで、あとでお話してね。」
と、いうふうに与えることです
子どもが読んだ場合は、読み方のまちがったところをその場で教えてあげることです。この場合、感情的に
「そんなに読めないの」とか「そんなことではダメじゃないの」
などといってしまわないで、やさしく
「もう一度よんでちょうだい。」
といって、後で
「じょうずね。」
と、ほめるのを忘れないことです。そうすると子どもは自然に本好きになり、知識、理解力も強くなり、思考、判断力も、しっかりしてきます。
長い人の一生で小学校3、4年生の頃が一番読書欲の高い時代ということです。幼児期から絵本を見ておしゃべりをするように仕向け小学校に入学すると読書力を親がついて養うようにしておくと、上学年からは1人歩きで考え方や生き方がわかるようになるのです。
少なくとも1ケ月に1度か2度は図書を買って与えるか、学校図書館の本を借りて親子で20分間読むことが大事です。
年も新しく変わりましたが、今年はこれを1つだけ実践してみてください。きっと効果が近将来にあらわれることをお約束します。
佐敷小学校 比嘉良明