狂乱物価、インフレのあらしにもまれつづけるきびしい状況の中にあって、私たち家庭の主婦は、昭和50年という新らしい年を迎え、さらに新たな決意で、この不況を乗切り、家庭を守り、村を愛し、向上発展させることにしました。
昨年度の歩みをふりかえりますと、大きな実績は、なんといっても6月29日の第2回婦人まつりでした。853名の会員が一丸となって、この行事を盛りあげ、婦人の主張大会をはじめ、つけもの、洋裁、あみもの作品展示品にかくれた婦人の力を示し、明るい豊かな村づくりに励む姿を公表できましたことを、村民のみなさんと共によろこびたいと思います。
次に昨年度から実施し、今年も引きつづき守っていく計画である沖婦連通達の4つの行動目標と村婦人会の5つの綱領を公表させていただきます。
四つの行動目標
一、買い控え運動(ケチケチ運動の推進)。
一、資源不足に対処し、物資の節約と再利用を考えましょう。同時にエネルギー資源(ガス、電気、水)を節約しましょう。
一、ムダな包装追放運動、買い物にはふろ敷かカゴを持参しましょう。
一、冠婚葬祭の自粛招待人員の縮小、おみやげ廃止
五つの綱領
一、わたしたち婦人会員は、相互の親睦をはかることにより、一層の努力をしょう。
一、わたしたち婦人会員は、相互に研賛し、教養を高めましょう。
一、わたしたち婦人会員は、地域社会を明るくすることに努力しましょう。
一、わたしたち婦人会員は、家庭教育を振興し、青少年を健全に育てましょう。
一、わたしたち婦人会員は、合理的な消費で豊かな暮らしを築きましょう。