佐敷村議会の第166回定例議会は昨年12月19日、20日の両日にわたって開かれ、五件の議案と一件の認定案件を原案通り可決した。
上程された議案は、昭和49年度佐敷村一般会計補正予算を始め、職員の給与に関する条例の一部改正、職員定数条例の一部改正、村道の認定・水道事業の経営変更(拡張)の五件と、昭和48年度佐敷村水道事業会計決算の認定であった。
〔議案の内容〕
一般会計補正予算は、今回補正額731万5千円で、一般会計の予算現額は5億9763万3千円となっている。
補正額の主な内訳は、
▲総務費570万3千円、▲農林水産費686万7千円、▲土木費49万円、▲消防費69万6千円、▲教育費190万9千円の増、民生費740万4千円、予備費102万円の減となっている。
民生費の補正減は保育所敷地購入が賃貸借になったための減である。
職員の給与に関する条例の一部改正は、バス賃値上により通勤手当の改正で従来の1500円から2000円に改めた。
職員定数条例の一部改正は、村民の生命と財産を守る消防救急業務を充実させるため1人を増やし5人に改めた。
村道の認定は、浜の端線から新開線までの延長51メートルである。
佐敷村水道事業の経営変更(拡張)は、給水区域が新たに増えたためである。
昭和48年度佐敷村水道事業会計決算のは、「佐敷村の財政」で図示してある。(参照)
2日目の一般質問は、51件におよびこれまでになく盛り上がった。とくに建設関係の問題が多く、道路、排水溝の整備促進が強調された。このほか医療対策、キビ代値上げ、幼稚園の分園統合、公害条例の制定、などで論議が展開された。この定例議会は9月の改選からかぞえて2回目の議会で、各議員とも緊張した面持で真剣に議事を審議し2日間の日程を終了閉会した。