去る5月のキビ一済調査によって字佐敷苗代原、与那畑一帯で”黒穂病”が発見され、その防除が急がれています。
黒穂病の特徴は茎の先端部から黒色の鞭状物が出て、健全な茎に比較して草丈であり、茎径、葉身、葉幅は小さく茎長となり、節間は極端に長くススキのように細長くなっていきます。
伝染病は、病原菌が厚膜胞子のため風によって飛散するほか水によっても伝染する。苗に伝染すると、2~3カ月潜伏した後、症状が現われます。また冬胞子にあっては乾燥状態で数カ月月から1年位生存すると云われています。
村経済課では昨年も黒穂病の撲滅に万全なる対策処置をしていますが、今のところ防除方法として効果的な農薬がないことから、病株は胞子が飛散しないように株ごと掘り取り、一カ所に集めて焼却するのが一番で更に発生現場やその周辺からの採苗はしないこと、春植、夏植をする場合は採苗をつくり健全なる苗を植えつけ、防除対策をするよう呼びかけています。