子供との対話で親ばかり話していて彼らのいうことをあまり聞かないというのでは、対話にならない。親たちの中には、子どもに多くのことを教えこもうとして、多くを語りかけているものが少なくない、が、相手はほんとうに聞いてはいないことが多く、また子供はそのために話をしなくなってしまう。子供はおしゃべりであって、よく聞いてくれるおとなには話したがるものである。したがって子供との対話で重要なことは、親は子供を話し手として、自らはよい聞き手となることである。そして子供が話しかけてきたときには「そう、それからどうしたの」というように親は常に態度でもって示すべきである。もちろん聞き手となるといってもただ傾聴してなんでもうなずいておればよいというのではなく、子供に喋らせて、彼らは何を求めているかを知りそして子供と歩調をともにとりながら親みずからの意見を述べて話し合いを高めてゆくように導くことが必要である。
子供との対話のなかで重要なのは、親の少ない質問によってより多くを彼らに喋らせることである。しかし質問が紋切型であってはお互いの話し合いが形式的なものになって進展しない、また、批難的なあるいは皮肉な質問は相手に反感をひき起こさせるだけで効果はない。また、親が子供との対話で注意すべきことは、すこしでも意味のある子供の話には、たとえば「それはいい思いつきだ」などといって承認すること、子供の話の足りないところは、補足したり指摘したりすること、親子がお互いに了解し合う話し合いのなかで正しいこと正しくないことを彼らがほんとうに理解し認めてこそ、はじめて新しい自発的な方々でみずからを高めてゆくことができるのである。
青少協
| ダウンロード | https://docs.google.com/uc?export=download&id=1vhmnuMo9avYHo5B8h-y093nZkc1Px1_Z |
|---|---|
| 大分類 | テキスト |
| 資料コード | 008435 |
| 内容コード | G000000449-0010 |
| 資料群 | 旧佐敷町(佐敷村)広報 |
| 資料グループ | 広報さしき第34号(1974年2月) |
| ページ | 4 |
| 年代区分 | 1970年代 |
| キーワード | 広報 |
| 場所 | 佐敷 |
| 発行年月日 | 1974/02/19 |
| 公開日 | 2023/10/18 |