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明治大学入学式

去る6月16日午後2時から佐敷村明治大学の入学式が行われ、明治生まれの70才以上から最高年令89才までの計46名のおとしよりが参加してにぎわった。これは心身共に健康で、若い人にも負けないくらいの気力を保ち、世の進展にもおくれをとらないようによく学び、共に語りあって、みんなが余生を楽しく意義あるものにするために村教育委員会が老人クラブ「会長宮里寛一氏」に働きかけこのほど開設されたものです。開設方針として
(一) 受講者は村内に居住する70才以上の男女を対象に45名以内とする。
(二) 内容は読み書きよりも見る、聞く、語る、動くを重点にする。そして佐敷村老人クラブ連合会々則の事業内容受講者の希望及び地域の必要性を反映する。
(三) 特定の政党や宗派にかたよることなく中正に実施する。
(四) 出席優秀な方には修了証を授与する。
(五) 受講料は無料
となっている。明治大学の名祢は日本の夜明ともいわれる明治に出生し、大正、昭和の三代にわたり生きぬいてきたことを誇りにもち、これからも誰からも愛され誰とも話せる、そして世の中の役立つため学習する老人になろう、ということに由来しているとのことである。
まず入学式では教育委員会教育長のあいさつに始まり渡名喜元喜学級主事から開設までの経過報告があり受講者46名ひとりびとりの氏名が呼び出されると元気よく返事し元気一杯のところをみせた。又村長も出席して、これからの老人福祉の話や、明治大学で一生懸命勉強するよう激励のあいさつを述べていた。そしてこの日高令者学級の盛んな東風平村老人クラブの会長知念義信氏を講師に招き、東風平村における高令者学級の運営についてユーモアをまじえながら話し、老人の歌、老人の体操などで入学式の雰囲気を盛り上げていた。最後にヨーロッパ旅行、アメリカ旅行の映画を観賞して午後5時に予定を一時間もくいこんで入学式は無事終了した。この明治大学は月一回、毎月20日午後2時から4時まで、12月までに6回行われる予定です。主な内容として、
(1)老人の役割、
(2)老人の健康と長寿、
(3)老人福祉と行政、
(4)新しい時代の教育と時の話題、
(5)レクリェーション、
(6)閉講式
等盛りだくさん計画されており教育委員会では毎月かかさず出席するよう呼びかけている。
又これを機会に年次毎に各字で開設するとのことである。

@救急業務 1@
連絡先 6201~6533
昨年の6月から町村に救急業務が移管になり、患者の搬送用として救急車も購入、これまでも、昼夜と患者を運んできましたが、村民にこたえる業務ができなくご迷惑をかけたこともたびたびありましたが、4月1日から三名の救急業務職員を配置、救急業務も万全の処置を講じ村民の患者に対し一刻も早く病院へ運ぶ体制もできております。救急車を要請するときは、住所、場所をはっきりして載かないと、時間がかかりますので、あわてずに連絡するようにして下さい。連絡先は、6201~6533どちらでもできます。

@球技大会 青少協 1@
村青少年健全育成協議会は夏休み期間中、青少年の健全育成を図る目的で開催する。休み期間中は青少年にとって心身ともに解放的になりがちである。そこで青少協は、青少年の自主的な活動、団体活動をとおして相互尊重の態度、民主的な社会性をちかい、社会連帯の意識、高揚をはかるものであり、グループ活動は青少年の成長過程において大きな意義をもつものでありこの大会をとおして青少年の自発的行動に方向付けるものである。

主催 青少協
実施期間 8月4~5日  中学生(球技大会)
     8月10~11日  ソフトボール少年野球大会(小学生)
運動目標
1 夏休み中の非行防止活動を推進する。
2 青少年を交通事故、その他の事故防止に努める
3 青少年の福祉増進を図る

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大分類 テキスト
資料コード 008435
内容コード G000000448-0002
資料群 旧佐敷町(佐敷村)広報
資料グループ 広報さしき 第34号(1973年8月)
ページ 1
年代区分 1970年代
キーワード 広報
場所 佐敷
発行年月日 1973/08/01
公開日 2023/10/18