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青少年の健全育成に思う 青年連合会会長 城間勝美

青少年健全育成問題が大きくクローズアップされている今日これから世代を背負う青少年がどう向っていくかわが子をもつ親として1人前の人間に育てようとだれしもが願っていることですがその反面親をだまし学校あるいは社会までみだす青少年が日々と多くなっていることはご承知のとおりであります。そういう問題児に対し多くの親達はどうお考えでしょうか、子供の教育がどうあるべきか、勉強だけが教育ではないと思います。家庭での1日の反省話し合いが子供を健全に導く大きな要素ではないかと思う。 問題児の家庭環境を見ますと(1)家庭での話題がないこと(2)子供を甘やかし過ぎる(3)うちの子に限ってそんなことはない、いうようなことが、大きな問題児を育てる原因にもなっていることです。子供の行動、あるいは態度に対し日ごろから気を付けてもらいたいと思います。青年会活動をとおして感じた点ですが去った8月に婦人会との共催で行なわれました盆踊りのことで一部の父兄から批判もあったことですが、あくまでも青年会の活動であるということを認識してもらいたい、子供の夜間の行動に対しては日頃、家庭でのしつけがあれば時間を守ってくれると思う。青年団活動を進めていく上に、体育行事学習活動、文化活動等巾広い組織であるために夜の行事も運営しなければならないし連合会としても夜の行事に対しては各支部の青年会長婦人会長に責任を強くお願いしてありますけれども時間を守って戴けないことは残念に思っております。懇談会をとおして感じた点、子に対しては自信をもつということを心がけてもらいたい。(1)うちの子は自信がないとか(2)夜道があぶないから集まりにも参加させないとかそういう子供の行動に親はどうあるべきか我が子が可わいければ、あるいは1人前の人間に育てようとするならば子供の行動に対し進めるのが親の義務ではないでしょうか。子供を指導する前に親の行動反省がないかぎり健全育成の問題がいつまでも解消されないものと思っております。

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大分類 テキスト
資料コード 008435
内容コード G000000442-0017
資料群 旧佐敷町(佐敷村)広報
資料グループ 広報さしき 第30号(1972年1月)
ページ 4
年代区分 1970年代
キーワード 広報
場所 佐敷
発行年月日 1972/01/01
公開日 2023/09/19