佐敷村で唯一の刀か葺の公民館で区民から苦情の絶えなかった兼久区の公民館がこの程、新築されました。
落成した公民館は建坪24坪、総工費壱万ドル余で与那原在の当間建設(代表者当間嗣善)の手で建造されたモダンな建物です。
これは予ねてから村が建築資金として申請していた弁務官資金、5300ドルを始め、部落外の寄附金の負担金等が建築資金に当てられました。
落成祝賀会(去った12月26日挙行)の席上宮城区長は従来の公民館は老朽化が激しく、部落の集会はもちろん、その他の行事にも支障をきたしておりました。
今回村当局のお骨折りで弁務官資金をいただき、区民をはじめ部落内外諸氏のご協力を得まして公民館が完成しました。これを機に限りない部落の発展を念願すると挨拶、区民と共に喜びを分ち合っておりました。