村民の皆さま、明けましておめでとうございます。
希望あふれた新春を迎えるにあたり、みなさまのご清福を心からお祝し、限りないご繁栄をお祈り申し上げます。
わたくしは、一昨年9月第136回定例村議会におきまして、図らずも議長の要職について以来、その重責を痛感し微力ながら円滑な議会運営と村政の伸展を期して誠心誠意努力してまいったつもりであります。
ここに大過なく越年することができましたことは、村民みなさまの平素からのご指導、村政に対するご理解と惜みないご協力を賜ったおかげでありまして、心から感謝申し上げる次第であります。
輝しい昭和47年は過去25年余にわたる異民族支配の特殊な行政形態から脱却し、いよいよ祖国に復帰し日本憲法の下に国民たる身分が保障され権利と義務を享有することは実に意義深く有史上記念すべき年になることと思考いたします。しかしながら、行政分離に起因する本土との制度の差異は、行財政面においても多大な格差をもたらしており、これを早期に解消し相互がより豊かな生活を営むことができるよう総力を結集して取り組まねばならないことは当面する最も重要な課題であり全く緊迫感を覚えるものであります。
本村においても、村民生活の安定、福祉増進を図るに今後幾多の問題が山積していますが、先ず懸案である埋立事業、港湾整備、上水道事業、産業基盤の確立、さらには新時代に即応した住みよい環境づくりや教育、福祉施設の充実等諸施策を積極的に推進しなければならないと存じます。
これらの解決を図るには執行部は勿論、われわれ議会に課された責務であり、関係機関と相まって激動する社会情勢下の地方自治に対処し、全力を尽す決意であります。
こうした厳しい時代にあって、私どもは一層意を強く堅持し、よりよき村政の繁栄に向って邁進いたしたい所存であります、なにとぞ倍旧のご指導とご鞭撻をお願い申し上げます。
年頭にあたり、いささか所感を申しのべてごあいさつといたします。