佐敷教育区教育委員会、委員5人のうち3人が去る3月12日に任期が満了したので、村選挙管理委員会では3月14日に選挙を行うべく、去る2月27日にその告示を行いました。
早速その日立侯補の届出を受けつけましたが、外間長賢氏をトップに、届出期間内に次々立候補届出の名乗りをあげ、4人の候補者が出揃い、教育行政に燃ゆる選挙ムードを盛り上げました。
しかし、3人の改選に4人の立候補届出がありますので、投票を行うことになっていましたが、3月8日に立候補者の1人嶺井行正氏が教育委員立候補取り下げ届を次の理由により提出されました。
理由
佐敷村の諸般の情勢に鑑み、現時点において選挙戦に熾烈を極めることは本村の発展及び村民にとって利益になるとは必ずしも思料されない。
以上のような暖かい寛大なるご厚意を示した辞退届により、立侯補を辞退されたのであります。
それで委員3人の改選定数を超えないので、村選管では投票を行わない旨の告示をして、3月15日午後5時から村役所で選挙会を開き当選人を決定したのであります。
当日引続き当選証書の附与が行われましたが選管長外間文治氏から、当選人の一人一人に対し当選証書が授与されました。
次いで選管長あいさつ、村長祝辞、当選者代表あいさつがあって引続き祝宴に移り教育委員長の乾杯により賑かな交付式で散会しました。
◎無投票当選した教育委員
外間長賢氏 新
瀬底正二氏 新
宮城鷹夫氏 現
当選証書
右は、佐敷教育区において教育委員に当選したことを証明するため、ここに当選証書を附与する。
昭和46年3月15日 佐敷村選挙管理委員会 委員長 外間文治 (印)