本村、第138回議会定例会は去る3月30日から31日まで2日間の会期で進められました。先づ、午前10時議長神谷正雄氏の開会宣言に始まり、所定の日程を終えたのちに、一般質問が行われ各議員から建設的村民の生の声が議場一面にみなぎり、責任ある村長の力強い答弁により活発な定例会が行われました。
先づ一般質問の内容として
〇本土復帰と同時に適用されるであろう農地法について今、村民はその内容がわからないために不安を抱いている。それを村民に知らしめ不安を解消する策はないか。
〇本土援助資金として沖縄に多額の特別交付税が流れてくるが、その金で全村道タール舗装したらと思うが、村長はどうお考えか。
○本村は、埋立による人口増で都市化することは間違いないものと思う、そこで道路の人道、車道を今のうちに区別しておかないと困ることになる。例へば津波古大通りの如きは土地所有者が一方的に人道ぎりぎりまで建物が乱立して大変見苦しいし、また人道のないところもある。村で条例等をつくってこれを規制できないものか。
○きびの積込機による積込料は農協と相談して値上げしたのか。
○農家へのきび奨励金(15セント)について折衝していますか。(69~70年期の分)
〇4月から公立幼稚園ができるため、今各区でやっている幼稚園の保母は当然に退職の形になる、これについて保護策はないものか。
〇12月の議会の時、村長は公害防止条例を制定すると答弁されたができていますか。
○キビのガイダー防除は 4・5月が最適だと思うが何時やるつもりですか。
○公立幼稚園に送迎する交通機関の考えがありますか。
○村で兼久の公民館だけが未改築になっている。弁務官資金について折衝したことがありますか。
○復帰に伴う本土法規の説明会を考えているか。
○道路、排水工事等の地元負担が重過ぎる感がする、これを全部20%村が負担することはできないか。
○今、村内に入り込んでいるし尿処理者の汲取料が大変まちまちのようである、これを村にその業者を集めて統一する方法はないものか。
○80才以上の方々への村の老令年金は制定当時(8年前)から同じ額(5ドル)である。物価高から比較してほんとにこれでいいと思っていますか、増額する意思はないか。
以上、紙面の都合により一般質問の極一部を掲載しましたが活発なる建設的意見が交わされました。今議会への提出議案は、佐敷村職員の給与に関する条例の一部改正を始め、9議案が提出されましたがその結果については後程発行の議会報でご覧ください。