新玉の輝かしい年を迎えまして、お芽出とうございます。
1971年は、沖縄の夜明けとも言うべき72年復帰に向けての諸準備総仕上げの年であります。
わが村にとっても、総力を挙げて遂行すべき馬天港の整備と、第2次、第3次の埋立事業、それに伴う都市計画など、世紀の大事業とも言われる課題がございます。
一方では守礼カントリークラブの計画によって宿名山一帯が観光地として新たな姿に塗り変えられようとしています。
中学校は現在工事中のB棟の一階が出来上がりますと校舎は82%の達成率となり、沖縄平均よりは幾らか上回ることになりますが、体育館、プール、図書館、美術、音楽、職業教室等政府補助金による受入れや、将来の運動場建設も今後に残された問題であります。
これら数多くの問題の中には復帰以前に決行すべきものと復帰後に延ばしても差しさわりないものがあるかと思います。この選択は村民皆様の正しい判断によって決まるものであります。皆様の声を村当局や議会、教育委員会に反映していただき、近い将来にくるべき発展と繁栄を招く街作りに、また住みよい生活環境と子ども達を育てる立派な教育環境作りに尚一層のご健斗をお願い申し上げると共に、今年は皆様にとってよりよい年になりますようお祈り致します。