本村では、予ねてから常設屋外舞台を設置すべく長年の懸案でありましたがこの程これが実現の運びとなりました。
この屋外舞台を設置した目的は、これまで村民を挙げての行事になりますと、小学校の運動場を借用して、仮舞台を造って行われていましたが、いろいろと子供達の授業に差支えたり体育の場である運動場を掘り起したりして学校側に大変ご迷惑をおかけしましたし、又無駄な労力と時間及び伴う経費の空費その他を総合的に検討しての結果そういう無駄を解消するために上城境内に常設されるのであります。 この屋外舞台は、指名競争入札に附し、与那嶺正行氏が2,430ドルで落札、去る9月8日から工事が着工されていますが10月中には落成の予定となっています。この建物の位置は、北西を背後に東南に向いており、通風採光等を充分考慮の上建てられています。
構造について申し上げますと鉄筋コンクリートプロック造りで前の長さ8メートル余り横の長さ7メートル余り面積が18坪余りで理想的で立派な常設舞台となっています。この建物が落成しますと今後、村の行事はその舞台を活用するように考えております。
馬天港を一望に見下す高台に建てられたこの屋外舞台は観光事業の一端ともなりましょうし、又村民の憩いの場として永久に活用されることでしょう。