今、大阪で開かれている万国博覧会に郷土芸能として津波古の保存会が棒術を披露することになっています。
この津波古の棒術は、古代から伝えられた2人から5人までの組棒で勇ましい芸装で演じるその場面は実に見事なものであります。この棒術は政府通産局による推せん依頼に基くものでありますが各面からの審査、検討の結果、栄冠を勝ち得て沖縄代表として晴れの万博へ出場することになったのであります。このことは出場演武者の単なる名誉だけでなく、字津波古又佐敷村としてこの上ない誇りとするものであり、肩巾が広くなる想いがいたします。出場演武者においてもこのことが決定になるや、日夜猛練習を重ね、沖縄代表として恥ないようその責任と誇りを新たに自信満々で出発を待ち臨んでいます沖縄を発つのは、今月15日でありますが演武は8月19日から22日までの4日間となっています。どうか心からなる激励をお願い申し上げます。
なお、出場者の旅費は政府負担になっていますが村としても激励を申し上げるためにその旅費を村費、又津波古区民の寄附で補うことにしています。
いよいよ出発も間近かに迫り出場のために新調した真新らし村旗を先頭に、10人の出場者が張切って出発しますが村長が同伴して激励することになっていますどうかご期待ください。
字津波古民俗芸能保存会会長 瀬底正俊
出場者は次のとおり
随行者区長 上原忠一
〃 銅ら打 宮城賀臨
○演武者
▲二人棒
嶺井南康 津波正義
▲三人棒
城間湧徳 上原武雄 内間進栄
▲四人棒
外間昌治 内間進盛 嶺井南康 津波正義
▲五人棒
外間昌秀 城間高徳 城間正一 宮城俊夫 瀬底正光