このことは、既報、1969年10月25日づけ「広報さしき」第23号でお知らせをしましたように、この制度は、誰もがいつかは年寄りになることを前提として、若い時から、又元気で働ける時から、無理をしない掛金を蓄積して、老後の生活に備えようという制度であることを申し上げましたが、なかなかそのことを受入れてもらえず、ご理解いただけないことは、実に残念至極に存じます。
現在福祉年金として老令年金(70才以上)母子年金準母子年金、障害者年金等掛金のない年金が支給され辛うじて、日常生活を営んで居られる方がありますがこのような掛金のない福祉年金は将来政府では持続できない見透しのもとに、制定施行された新しい国民年金制度であります。ですからそのことを充分ご理解のもとに、該当者が必ず加入しなければならない即ち強制的国民年金制度に喜んで加入し●●●●●●●●●(原稿のこの部分は切り取られております)●●●●●●●●●●●1セントの恩典にも授からないことになります。
ですから「後悔は先に立たず」という言葉のとおり、いくらお奨めしても、なお拒む方には致し方ありませんが前述をご理解の上該当する方々には自分から進んで加入していただき、今から備えて、全村民誰もが不安ない生活を送るためには加入の届出をお勧めするものであります。