今期の製糖は1968年12月20日から操業が開始され去る3月26日までの97日間で操業が終了しました。今期のきび生産高は昨年期の41,600トン(戦前、戦後最高)に比し5,800トンの減収となっています。
その減収した主な原因をその筋に開いて見ますと病害虫による被害と最成長期に早魅と暴風雨があったこと、古株の更新面積が少なかったこと等がその減収の主な原因ではないかと云はれています。
ブリックスについても低下していますがこれは専ら暖冬異変によるものだと云はれています。しかし生産実績については昨年期に比しては減収していますが平年並以上で64~65年期の40,200トンに次く好生産実績を示しています。農家の皆様前述のように天災地変による減収は致し方ありませんが、古株を更新することは皆様の努力如何によっては増収することも可能ではないかと考えられます。しかし「言は易し行うは難し」で、なかなか思うように出来ないのが世の常であるようでありますが徐々に古株更新に心掛けていただき遂年増産ができますことを期待するものであります。
では今期の各区別生産実績は下の表のとおりであります。