本村生活改善連絡協議会長平良秀さんには去る6月28日午後1時より農協ホールにおいて会員約150人と共に68年度の総会並びに実践発表会が開催されました会順は68年度事業報告並び決算報告69年度の事業計面並びに予算案、もり沢山の事業計面や報告であった、引続いて感謝状贈呈があった。平良秀会長は副会長2ヶ年会長2ヶ年計4ヶ年も正副会長として任務を果され又、会計の渡名喜つるさんも同じく4ヶ年間も会計としてりっぱに熱心に果されて来た両人への感謝は会員一同よりおしまれて総会はげんしゅくのうちに終った。其の後はプロジェクト発表が3人もあり又佐敷グループ活動が永年着実に、自主的に実践して歩んで来た改善向上の発表を聞く会員は皆んな感心していた。今日迄の此のグループ活動の実践は字及び村全体に及ぼす普及効果は大きく評価され此れを見とめて此の総会で表賞状を授与した、3人の実践発表後農協長、普及主事、経済課長、農改普及員がそれぞれの助言指導して下さって敬意を表しお礼申し上げます。此れで式は終り引続いて各グループからのリクレーションで大賑わい大きなお祝の裡に6時に終了した。
69年度の会長は瀬底利子、副は城間スミ子、会計玉寄栄子
新会長は前会長同様同協力と御援助下さいまして今後益々我が村の生改連絡協議会が発展しますようにと力強い発展しますようにと力強い挨拶をのべました。
佐敷村生改グループ
会長 平良 秀
私達のグループ活動と題致しまして発表させていただきます。
私達のグループは1955年に結成致しましてちょうど13ヶ年になっております。現在22人のグループ員で活躍しております。
結成当時は資金もなく、色々の勉強をするのにもいちいち個人からお金を徴収して学んでおりましたが、それではいけない、なんとかして資金を生み出さなければならないと思い畑を借りて小作し、ジャガイモ、キビ作、共同購入に精を出しました。
ようやく資金を作り、58年から運営費に当って活動致し諸会費(村、地区、中央)も自分からは一仙も出さずにやってまいりました。今までに3回も作業着を配布して皆作業着をつけて働く様にしております。
普及員の熱心な御指導で料理講習会、編物講習会栄養講座、強化味噌造り、農産物加工品、栄養知識作業衣講習会など色々と学んでまいりました。
年間計面を立てて仕事をやっております。
68年度に大きく取り上げたのは、まず、(1)番に共同苗床設置、(2)共同強化味噌造り、(3)共同作業、この3つを目標にやって行こうと計画したので御座います。なぜこの3つを取り上げたかと申しますと、まず1つ1つ説明致したいと思います。
(1)の共同苗床設置は私達は1人1日350gの野菜を取入れなければならない事は普及員さんから学んで良く知っておりながら、高い野菜を買うとなればどうしても必要量の野菜を取る事は出来ないので御座います。それで私達グループは某同苗床を設置して自給自足にもって行き新鮮な野菜を取って健康な体を作り明るい家庭を作ろうという事で御座います。9月に10坪の苗床を設置致しまして最初にピーマン、キャベツ、玉ねぎ、チシャ、トマト、5種類播種致しましたところ見事きれい発芽し生育良好でした。
グループ員の喜びは何んとも言えませんでした。
毎朝私は苗床を見るのが日課となって楽しみで御座います。
それも毎は御指導下さいました。農改普及員、村経済課職員生改普及員の熱心な御指導の賜だと感謝致しております。
この苗はグループ員一同に配布し残った分は部落の方々の希望者にごく安く売却して部落の方々から大変喜ばれております。
各家庭の家庭菜園に自分達が育てた苗が植えつけられ次々と自給自足が出来るかと思うと嬉しさがいっぱいで御座います。
2番目の強化味噌造りで御座いますが味噌造りの方も普及員さんから学んで知っておりながら、個人個人で造るとなればなかなか造って食べ様とはせず、高い味噌を買って使用しておるのがたまらなかったので御座います。
それで私達グループは希望者を集めて5人1組に15人が3組に分れて共同で造りました。
2回目は5組、3回目は6組と次々に共同で造っております。
お店から買う味噌の半分ねだんで、おいしい栄養のある強化味噌で家族の食卓をにぎわせております。
3番目の共同作業で御座います。
日雇も高く男4弗女3弗で日雇をやとうのに大変で御座います。それで私達は9人で共同作業をやって毎日半日づつキビの枯れ葉取りや、どんな仕事も助け合って一生懸命にやっております。
「共同作業の楽しさよ。すべての悩みもうちとけて」とグループの唄をうたいながらやる仕事は楽しいものです。
今まで枯葉取りキビ出しに多額の人件費を出しておりましたが、今年のキビ出しは人件費も軽減出来部落の方々もグループ活動を大変ほめておられます。
私達の計画も果して出来るかと思案しておりましたけれども、皆んなが一致協力して下さったお蔭で、たやすく立派に実行することが出来ました。
皆んなが協力し合えば何事も出来ない事はないと思います。
「ナセバナル、ナサネバナラヌ、何事も、ナラヌは人のナサヌナリケリ」とあります様にやれば必ず出来ると思います
どうか皆様方も自分達のグループで何か1つ目標にやって行けば必ず出来ると思いますので、まずやって見てはいかがでしょうか。私達の此の小さな活動が他部落や周りの人達にもっともっと協力する考えだと健康な明るい豊かな暮しへの意欲を持った仲間を多く作りたいと今年もしんけんに考えてやって行きたいと思っています
私達のこの小さい活動がはじめたばかりでまだまだ未熟で御座いますので何卒皆様方の御指導御鞭撻を賜ります様お願い申し上げまして私のつたない発表を終らせていただきます。
御静聴ありがとうございました。
佐敷区グループ会長
仲里 ヨシ
私は共同野菜苗床作りについて発表致します。
まず、人間の健康を作るためには、食生活の合理化を考えなければならないものと思います。
そして普及員さんに、お願い致しまして栄養講座を持ちました。
普及員きんの御指導を受けまして、人間の挫康を作るためには、1人当り350グラムの野菜類を取らなければならないと言う事がわかりました。
それでグループ員の方々に今度、1人当りいくら位い食べたかと、アンケートを取った所、その結果100グラムや150グラムと言う人もあって、又其の中には300グラムと言う人もありましたが、ただの50グラムをとっていると言う人もありまして、これでは随分不足がちであるという事がわかり野菜をうんと作って食べなければならないと思いました
さっそくグループ員は、いろいろの野菜類を作ろうと言う話合いを持ちかけました。
グルー員の意見を聞きましたら苗床の作り方が時期、おくれになったり消毒のやり方なんかがわからなくて、いつも苗が不自由を感じねだんの高い苗を国場あたりから買って来て作っていると言う事がわかり、これでは充分野菜を多く作る事は出来ないから、苗床を作る事に計画を立てて、農改良普及員さんに御指導を受ける事に決めました。
1日でもおくれたらならないからと言ってすぐ其の翌日から荒地をたがやして普及員さんをよんで実地講習を受けました。ピーマンや玉ネギ、キャベツ、ナス、玉チシャなどを作りました。
苗を育てるために朝晩会員が交替で水掛けをやったり消毒したりで一生懸命でした。
始めての苗床作りでしたがお蔭様で良い苗が出来まして会員は大喜びでした。
まだまだ、日はあさいけれども、この私様のグループ員は一生懸命に協力し合って実施致しております。私達のこの菜園作りは一時的の物でなく今後もずっと続けて行こうと、張切っております、どうぞ皆様方の御指導、御べんたつを、たまわりますよう。
お願い申し上げまして、私の発表を終わらせていただきます