本村社会福祉協畿会ではわれわれ同胞の恵れない方々に対し愛の手を差のべ等しく村民がたのしく旧正を迎えていただこうということから旧正用として去った旧12月26日に金品を贈っています。
この物資の配分を受けられた方々には困窮者にして74世帯(415人)又精神及び身体障害の方々24人結核患者(入院)5人愛楽園入園者3人計32人に対しては慰問旁々金3ドル宛を贈り困窮世帯に対しては更生されるよう激励申し上げ、病人に対しては早期に治癒されることを祈念申し上げています。
なおこの旧年末たすけあい物資は米、ソーメン、醤油、ポークソーセージの四種を配分しましたがそのうちソーメン三箱は与那原町の古波蔵百貨店(古波蔵保雄氏)からのご寄贈であり醤油(四合ビン詰)百本は同じく与那原町山宮友愛社(宮城能章氏)からのご寄贈であります。その他の品物、又は慰問金は村社会福祉協議会の予算でもって支出、又は購入し配分しています。
このようにしてわれわれ同胞の恵れない方に対して愛の手を差しのべていますが特に与那原町の古波蔵百貨店並びに山宮友愛社からの多量のご芳志に対し村社会福祉協議会として厚くお礼を申し上げご両店の限りないご繁栄を祈念申し上げています。
どうかこの物資を受けられた方々は日常生活にもできるだけご両店をご利用されるとともに謝意を表した一通でも差上げていただければ辛甚だと思います。