なんじょうデジタルアーカイブ Nanjo Digital Archives

害虫を駆除しよう(経済課)

近年の農業は病害虫の被害が非常に多くなっておりまして「農業をすることは病虫害との戦いである」とまで言われていますが、全くそのような感じがしますと申しますのは作物を播種して収穫するまでの間に数回病気に罹り、虫による食害を受け収量に大きく影響していろからである。しかし、それらの被害も農薬の開発により防除出来るようになりまして、殺虫剤、殺菌剤、殺鼠、除草、ホルモン剤等を良く認識し上手な使い方によって収量を増し、家庭経済を豊にするのではないかと思われますが農薬を使用することにも問題があります、と言うのが砂やメリケン粉の様に容易に買えないことである。しかしながら村当局から四割の農薬補助金が出る様になってからは大分緩和され使用率も年々延びて増収への傾向があります。
その農薬購入補助許可のことでありますが、濃薬を買うには、役所より購入許可証を貰らわねば農薬を買うことが出来ないという、間違った考えをしておられる方がありますが、それは農薬を買う人の為に村が補助金を交付しているのであって農薬を購入するための許可証ではありませんので誤解なされぬようお願いします。補助許可証を受けたら紛失されずできるだけその日に使用して下さい、又数量については在庫との関係で皆様が平等に買い求められるよう制限いたしてあります。
その他に農薬補助許可証を貰いにみえる方によく農薬相談を受けていますが、話しだけでは相談を受けている者が度々困る場合がありますので次の事項に気を付けて下さい。 病害であるのか、虫害であるのか、病害であれば症状をよく確かめ出来れば罹病株を持参すること。
虫害ならばどのような虫であるのか、地上、地下のどっちで害があるのか等を知ることによって良い農薬をお励めすることが出来ると思いますので補助許可証を役所経済裸で貰って良い農薬を買いどしどし防除して下さい。

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大分類 テキスト
資料コード 008435
内容コード G000000418-0007
資料群 旧佐敷町(佐敷村)広報
資料グループ 広報さしき 第7号(1966年5月)
ページ 2
年代区分 1960年代
キーワード 広報
場所 佐敷
発行年月日 1966/05/20
公開日